小惑星探査機「はやぶさ」が飛び立つ前に、JAXAは
「星の王子さまに会いに行きませんか?」
というキャンペーンを張っておりました。
応募した人全員の名前がマイクロチップに刻まれて、
探査機が着陸のために小惑星に落とす目印に封入されるという。
わたし、これに応募しましてん!応募しましてん!
はやぶさは、着陸の目安として、このお手玉のようなターゲットマーカーを
小惑星イトカワの上に落としてきましてん!
なので、私の名前は、風化もしないままイトカワの上にいるのです。
「星があんなに美しいのも、目に見えない花が一つあるからなんだよ…」
と星の王子さまは言いました。
私もそらに花を隠しました。砂漠の井戸のように。
そういうわけで、はやぶさへの思い入れは人一倍あるつもりなのですが
はやぶさの旅路の間はほんとすっかり忘れ果てておりました。やだー薄情!
思い出したのは帰還の時。あの、ウーメラの空に還ってくる少し前。
このブルーレイは、プラネタリウムで上映されていた
帰還バージョンの『HAYABUSA』。
最後に地球に戻ってくるはやぶさの姿が実写で収められています。
だめだこれ書いてても感極まりそう!
プラネタリウムで3回見たんだけど、3回ともバッバ泣き。
もうね、冒頭の、はやぶさが地球を発つところから滂沱の涙が止まらない。
「地球は人類のゆりかごだが、人類が永遠にゆりかごに留まることはない」 ツィオルコフスキー引用のナーションでもう感無量 |
遠く遠く何百万キロも離れた小さな天体まで、星のかけらのサンプルを採るため
一生懸命向かうのですよ。
着陸に失敗してケガしたり、帰り道で迷子になったり(何カ月も)、これはもう「はじめてのおつかい」
しかもスタッフは遠くから見守るしかないというハードバージョン。
探査機を擬人化するのはどうなのよという意見があるのも知ってるけど
だってあのこは健気でよう…。擬人化せずにはいられないわよ。
スイングバイの軌道はこういう演出 |
岩山両斬波! |
ランデブー!影の右上に光るのが俺のターゲットマーカー |
3回見たあと、ブルーレイを買うことを決意しました。デッキもないのに。
そう!デッキないのにソフトだけ先に買ったんですよバカじゃねえの!?
自分でも頭おかしいと思いますね。念写で見る気か。
しばらく念写を試した後、めでたくデッキも買っておうちで何度も見たけれど、
やっぱり再突入のシーンはダメだなあ。泣いちゃうなあ。ぼかぁ。
涙で画面が見えないので↓はJAXAの画像。
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はやぶさは星になったのだ |
こちらもイイネ
『はやぶさ、そうまでして君は』
はやぶさのプロマネ、川口淳一郎氏もついつい擬人化。
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おまけ
初音ミクでもうっかり泣いた。